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青い月のバラード
加藤登紀子著 「青い月のバラード」より
パリ5月革命、ベトナム反戦、文化大革命・・・ 1960年代後期〜70年代初頭。日本でも学生運動が大きな盛り上がりを見せた激動の時代は、二人の人生の序章だった―。 逆風を追い風にして人生を切り開き、最期まで夢を追いかけ続けた藤本。妻として、母として、そして歌い手としての自分を諦めなかった登紀子。それぞれの生き方、在り方、そして夫婦の絆。 夫婦というひとつの船を、二人で動かせないなら、船を二つに分けて、それぞれが船頭になればいい 「知床旅情」「ひとり寝の子守唄」「百万本のバラ」・・・ふたりの人生の節目を彩る歌が、静かに心に沁みわたる 旅は終わり、そして始まる。これまでと同じようにこの海を渡ろう。闇の中で光る青い月を信じて…。 |
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脚本 | 嶽本 あゆ美 |
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演出 | 釜 紹人 |

![]() 勝野 洋 |
![]() 沢田亜矢子 |
![]() 夏樹陽子 |
![]() 守田菜生 |
![]() 瀬戸祐介 |
![]() 坪井木の実 |
![]() 山本 東 |
![]() 佐羽 英 |

キング牧師やロバート・ケネディが暗殺され「プラハの春」がソ連の戦車でつぶされた1968年。世界中の若者が「もっと違う未来を」と叫び、政治や社会に激しく異論を唱えた激動の年……当時全学連のリーダーだった藤本敏夫は、歌手で東大生の加藤登紀子と出会い恋に落ちる。 やがて、それまでの政治活動により藤本は逮捕収監され、二人は獄中結婚という形で世間の注目を浴びる。多くの仲間の挫折や苦悩とともに学生運動は終息、子どもの誕生、登紀子の歌手としての成功など、夫婦でありながら離ればなれに過ごした2年6カ月は、その後の生き方を構築するための濃厚な時間となった。 出所後、経済発展による環境破壊、巨大国家へと躍進する社会の様々な歪みに疑問を抱き、自然との共生を唱え、有機農業の重要性をいち早く世に問うた藤本は、苦労の末「大地を守る会」を設立。やがて自らも「農的生活」を実践するため、家族での農村移住を望むが、歌手として生きる登紀子は東京の生活を捨てることができない。理想と現実の狭間で露呈する夫婦の確執。激論の末、出した答えは“離婚”。 しかし、振り切った振り子は二人を別の結論へと導いてゆく―。二人を乗せた二隻の船は、運命の悪戯に翻弄されながら荒波の中を突き進む……。 |
