ギルダ 〜愛の設計〜 カワード喜劇の真骨頂!!自由奔放、ハチャメチャ人間模様、愛の逃避行! |
原作 | ノエル・カワード |
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演出 | 竹邑 類 |
翻訳 | 保坂 磨理子 |
絵麻緒ゆう、瀬下尚人、戸井勝海、蓉 崇、小野妃香里、山本道子、村國守平、藤本 道、倉門勇次、鳥居かほり
1989年、イギリスで生まれたノエル・カワードは、11歳で初舞台を踏み、その後劇作家としてイギリス劇壇で華々しく活躍。 コメディを中心にレビュー、ミュージカル、オペレッタを手掛けるなど、作曲家、俳優、映画監督としても成功を収めた多彩なアーティスト。 映画化された数ある作品の中で最も有名なものに、1945年のイギリス映画、デビッド・リン監督の『逢いびき』がある。「劇場は娯楽の場」という信念を貫いたカワード喜劇最大の魅力は、日常生活から離れた劇場という空間で観客に「芝居を観る楽しさ」を教えてくれること、人間の本質に興味を持ち、その弱さ、愚かさ、虚栄、偏見といったテーマを笑いをとおして見つめ続けた作家である。 今回日本初演にあたり、ギルダ役に元宝塚トップスター絵麻緒ゆう、共演者にコンボイの中心メンバー、瀬下尚人、ミュージカルからストレートプレイをこなす実力派俳優、戸井勝海、あのタップチップが放つ、期待の星、蓉 崇を配し、演出は、カワードの名作『花粉熱』『私生活』でその不思議な魅力あふれる世界感を見事に引き出した、竹邑類でお贈りします。 |
画家のアーネストと新進画家オットー、そして若手戯作家のレオはかっての親友同志。 三人はそれぞれ魅力的なインテリアコーディネーターのギルダに惹かれていた。 何年かの時が過ぎ、舞台はパリ、ギルダがオットーと暮らしているところから物語りは始まる。 ある日、オットーの旅行中に、戯作家として成功したレオがギルダの前へ現れ、愛を告白。 ギルダはレオの求愛を受け入れる。 予定より早く帰ってきたレオはオットーと鉢合わせ、親友の裏切りに起こったオットーは二人を追い出してしまう。 18ヵ月後、ロンドンで暮らしていたギルダのもとへ、今度はレオの出張中にオットーが現れる。 ギルダは、今では画家として名声を得たオットーのかってはなかった魅力に惹かれ、焼けぼっくいに火がつく。 そこで予定より早く帰宅したレオがオットーと鉢合わせ、二人はまたもや大喧嘩。 しかしレオとの生活にも嫌気がさしたギルダは、自分の一番の理解者、ニューヨークで実業家とし て大成功しているアーネストのもとに走る・・・ |