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春にして君を離れ 平成16年度日本照明家協会大賞
文部科学大臣奨励賞受賞

 春にして君を離れ

クリスティーが、メアリー・ウエスト・マコットの名で出版した、犯人のいないミステリー。推理小説で人の心の闇を見つめ続けたアガサ・クリスティー渾身の作であり、自身が唯一満足した出来と明言している作品、特有の緻密な手法で一枚ずつヴェールがはがされていくのは事件ではなく、人の《心》。
誰もが思い当たる自責の念をミステリータッチで描き、観客の好奇と恐怖を弄び、やがて救いの手を差しのべる。娯楽としての芝居の魅力たっぷりの本作品ですが、ふと立ち止まって考えさせられる温かさとほろ苦い感覚を呼び覚まします。能面を使った心理描写、装置は砂漠、そこで繰り広げられる現在と過去、シンプルかつ映像のように美しい、舞台の魅力満載の作品です。
マウストラップのコンビ、演出、大和田伸也、照明、故・佐藤弘樹の美しい舞台。 




アガサ・クリスティー
脚本・演出 大和田 伸也
翻訳 鳴海 四郎



春にして君を離れ 出演者

東てるみ         多岐川裕美      大和田伸也
勝野雅奈恵

勝野雅奈恵
佐倉ゆうみ

佐倉ゆうみ
大和田悠太

大和田悠太
佐野 圭亮

佐野 圭亮
田村 連

田村 連

推理小説で人の心の闇を見つめ続けたアガサ・クリスティー渾身の一作。自身が唯一満足した出来と名言する本作は、特有の緻密な手法で一枚づつヴェールがはがされていくのは事件の真相ではなく、人の〈心〉。描かれているのは誰もが犯しうる罪、愛する相手の人生を大きく傷つけてしまうことの罪。
ジョーン・スカダモアは弁護士の夫と三人の子どもをもつ主婦。子ども達はすでに伴侶を得て独立しており、自他ともに認める幸せな生活を送っていた。彼女にはその生活が、自分の内助の功と母親としての献身の結果だと自負していた。  バクダッドに暮らす末娘の病気見舞いを終え、ロンドンに戻る途中、悪天候のため彼女は砂漠の中のレストハウスに足止めをくってしまう。孤独で無為な時間の中、ジョーンは生まれて初めて自身の心の中をのぞき込むという体験を強いられる。  忘れていたはずの記憶が次々と甦り、潜んでいた真実が姿を現す。良妻賢母だったはずの自分が、崩れ落ちるような不安が忍び寄る。  自分の過ちを悟ったジェーンは、帰ったら全てを詫び、やり直そうと決意する。やがて鉄道の運行が再開され自宅に戻ったジェーン。そして心の深層に潜むミステリーが始まる。


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